1→転移は逆転移を誘発することから、正しい。転移は患者から治療者へ、逆転移は治療者から患者へ向けられる感情や態度である。
2→陰性転移や陽性転移は、解釈や分析を行うことで患者を評価することが出来る。解釈を避ける必要はないことから、不適切である。
3→逆転移は治療者に促進的にも阻害的にも働く。阻害因子にならないよう、治療者は常に逆転移に注意することが重要である。
4→逆転移は、治療者から患者への無意識的な感情、態度、心理的反応であることから、不適切である。
5→陽性転移の出現は、心理治療の目標ではなくあくまで経過であることから、不適切である。