1→GATB(一般職業適性検査)とは、個人の職業適性を測定する評価法のことである。今まで気づかなかった自分の能力面の特徴や適性職業を知ることが出来る。GATBの問題として①紙筆検査(11個)②器具検査(4個)に分けられる。そして、9種類(知能能力、言語能力、数理能力、書記的能力、空間判断力、形態知覚、運動共応、指先の器用さ、手腕の器用さ)に分けて適性能得点が測定され、A~Fの6段階で評価される。これらの得点を用いて、13個の職業領域と40種の適性職業群の適性を調べることが出来る。図の用紙はGATBであり、正しい。
2→LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)は、精神障害患者の生活障害を包括的に捉えることを目的としている尺度である。観察型の他者評価により、慢性統合失調症患者の社会生活能力を測定する。40項目、5つの評価領域(日常生活、対人関係、労働の遂行、持続性・安定性、自己認識)からなる。図の用紙とは異なることから、誤り。
3→VPI職業興味検査とは、160の具体的な職業に対する興味・関心の有無を回答することにより、6種の職業興味領域(現実的、研究的、芸術的、社会的、企業的、慣習的)に対する個人の興味・関心の強さを測定すると共に、個人の心理的傾向を5領域(自己統制尺度、男性女性傾向尺度、地位志向尺度、稀有反応尺度、黙従反応尺度)について把握する検査法である。図の用紙とは異なることから、誤り。
4→職業レディネステストとは、自分のパーソナリティタイプを手がかりに職業や生き方を考える進路探索用検査である。「職業興味」を測定するA検査、「基礎的志向性」を測定するB検査、「職務遂行の自信度」を測定するC検査からなる。図の用紙とは異なることから、誤り。
5→ワークサンプル法は、個人の職業適性、作業者の性格及び職業興味を評価する。中でもマイクロタワー法がより簡便であり、実務的とされている。マイクロタワー法は単一職業特性別ワークサンプル法で、13の作業課題を通して、運動神経能力、空間知覚能力、事務的知覚能力、数的能力、言語能力の5つの作業能力特性を検出することが出来る。図の用紙とは異なることから、誤り。