1→ICFが扱う範囲として、障害者のみでなく、全ての人に関する分類であることから、正しい。
2→環境因子は、生活機能と障害全ての構成要素に影響を及ぼすものであることから、不適切である。
3→ICFには2つの部門(生活機能と障害、背景因子)があり、それぞれ2つの構成要素(心身機能と身体構造、活動と参加、環境・個人因子)からなる。各構成要素は、肯定的と否定的の両方の用語から表現可能であることから、不適切である。
4→ICFの各構成要素は様々な領域からなり、それぞれの領域はカテゴリーに分かれ、それらが分類の単位となる。個人の健康状況や健康関連状況は適切なカテゴリーコードを選び、それに評価点をつけることによって記載される。よって、正しい。評価点とは数字のコードであり、そのカテゴリーにおける生活機能や障害の程度、あるいは環境因子が促進因子または阻害因子として作用する程度を明らかに出来る。
5→個人因子とは、個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態以外のその人の特徴(性別、人種、年齢、習慣、生育歴、教育歴、職業等)からなる。共通スケールで量的に判定は出来ないことから、不適切である。