1→killip分類とは、急性心筋梗塞における心機能障害の重症度分類であるため、不適切である。
2→NYHA(new york heart association)の心機能分類は、うっ血性心不全の重症度評価に使用されることから、正しい。NYHA分類は、自覚症状に基づく運動耐容能で重症度を示しており、クラスⅠ~Ⅳに分類される。ADLレベルに対応にして使用しやすい反面、運動労作の程度が定量性に乏しい点が問題とされる。
3→Fontaine分類とは、下肢虚血の重症度を評価する際に使用されるスケールのため、不適切である。主に、下肢閉塞性動脈硬化症や末梢動脈疾患で用いられる。
4→Forrester分類とは、急性心筋梗塞後の患者における急性心不全の状態を評価するスケールのため、不適切である。肺動脈カテーテルで得られる、心係数と肺動脈楔入圧の指標に基づき、急性心不全の病態を4つに分類する。
5→Hugh-Jones分類とは、呼吸器疾患患者の運動強度と呼吸困難の程度からみた重症度評価基準であるため、不適切である。