1→成功体験を繰り返すことは、Alzheimer型認知症患者の自尊心の回復を目指した作業療法で優先すべきことである。Alzheimer型認知症患者であっても、作業療法中に成功体験をし、喜びを得ることで自尊心の回復が期待できる。できない課題を助けてできるように促していくよりも、できる課題を数多く行い、少しずつレベルアップしていく方が効果的とされる。
2→見当識の改善は、Alzheimer型認知症患者には望めない。逆に自尊心の回復にはつながらず、自信喪失につながる恐れがあるため不適切である。
3→遂行機能の改善は、Alzheimer型認知症患者には望めない。自尊心の回復にはつながらず、自信喪失につながる恐れがあるため不適切である。
4→空間認知の改善は、Alzheimer型認知症患者には望めない。自尊心の回復にはつながらず、自信喪失につながる恐れがあるため不適切である。
5→短期記憶の向上は、Alzheimer型認知症患者には望めない。自尊心の回復にはつながらず、自信喪失につながる恐れがあるため不適切である。