1→PEDI(リハビリテーションのための子どもの能力低下評価法)は、セルフケア・移動・社会的機能の3つの領域の機能的スキルを評価するものである。生後6ヵ月から7歳6ヵ月までの児や、この年齢相当の機能レベルの児の能力低下の評価法である。粗大運動の評価ではない。
2→GMFM(Gross Motor Function Measure)は、脳性麻痺児の粗大運動能力の評価などに用いる。 粗大運動の治療効果の測定の評価ができる。
3→K-ABC(Kaufman Assessment Battery for Children)とは、子どもの知的能力を認知処理過程と知識・技能の習得度の両面から評価する。対象年齢は、2歳6ヵ月~12歳11ヵ月まで学習障害のスクリーニング評価などに用いる、粗大運動の評価ではない。
4→ FIMは、日常活動の自立度の評価の測定に用いる。WeeFIMは、特に、6ヵ月~7歳を対象としたFIMの小児版で、介護負担度の評価に用いられる。粗大運動の評価ではない。
5→MACS(脳性麻痺児の手指操作能力分類システム)は、脳性麻痺児の手指能力の評価法。特に、日常生活における身の回りのものを操作する能力を評価する。4歳~18歳までが対象である。粗大運動の評価ではない。