図はアテトーゼ型脳性麻痺児の摂食訓練の様子である。 実施している手技(オーラルコントロール)の目的として適切でないのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→頭部コントロールの援助を行い、咀嚼や嚥下がしやすい位置に保つのは適切である。
2→吸啜反射や咬反射の残存は、咀嚼運動の妨げとなるため、口周辺の過敏の脱感作を行うのは適切である。
3→口唇閉鎖の援助を行い、自動運動を促すのは適切である。
4→図では、訓練者が患者の頭部を支えながら、口唇周囲に手をあて摂食訓練を行っている。これは、口の筋肉の調整がうまくできず、食べ物や液体を上手に取り込めない時に、訓練者が補助的に口の周りをコントロールして、食事動作の改善を行っている。咀嚼運動の促通は、オーラルコントロールの目的でないため不適切である。
5→舌突出の防止を行うことは、舌突出の防止になり、オーラルコントロールの目的として適切である。