1→深指屈筋であり、作用は第2~5指の両指節間関節の屈曲である。起始は、尺骨の内側面と前面、前腕骨間膜の一部、停止は、第2~5指末節骨底である。
2→小指伸筋であり、作用は手関節の背屈、第5指の伸展である。起始は、上腕骨の外側上顆、総指伸筋の筋膜の尺側(小指伸筋筋膜)、停止は、第5指の指背腱膜である。
3→長橈側手根伸筋であり、作用は手関節の背屈、橈屈である。起始は、上腕骨外側縁、外側上顆および外側上腕筋間中隔、停止は、第2中手骨底の背面橈側である。
4→長掌筋であり、作用は手関節掌屈(屈筋)である。作用は手掌離膜に緊張を与えることである。長掌筋は、欠如している割合が一定数いる(日本人は約5%、欧米人は20%欠如している。)ため、長掌筋を選択することは少ない。起始は、上腕骨の内側上顆、前腕筋膜内面、停止は、手掌で手掌腱膜である。
5→尺側手根屈筋であり、作用は手関節の掌屈(屈筋)群である。ハンドを開く際は手関節背屈群に、ハンドを閉じる際は手関節掌屈群に前腕筋電義手の電極の位置を設定する。