1→枕は高くすると頸椎が屈曲し環軸椎亜脱臼が誘発されやすいため不適切である。環軸椎亜脱臼は、頸髄圧迫症状を起こし、致命的になる場合があるので避けるべきである。
2→手関節は掌屈位を保つと、手関節の掌側脱臼を来しやすいため不適切である。
3→階段は1足1段で上ると下肢の関節に負担がかかりやすいため不適切である。下肢の関節保護のため2足1段で昇降するのが良い。
4→本は眼の高さに置いて読むのがよい。頸部が中間位となり環軸椎亜脱臼を予防できるからである。環軸椎亜脱臼は、頸髄圧迫症状を起こし、致命的になる場合があるので避けるべきである。
5→茶碗は指間を広げて支えると亜脱臼をきたしやすいため不適切である。茶碗は底を手掌全体で保持すると関節への負担を少なくできる。