62歳の女性。くも膜下出血。回復期リハビリテーション病棟に入院している。CAT〈Clinical Assessment for Attention〉の結果を下に示す。結果の解釈として適切なのはどれか。(改)
正解!
不正解 答え 5
1→短期記憶障害とはいえない。短期記憶(Digit Span:数唱、Tapping Span視覚性スパン)は、平均の範囲内である。
2→CATの検査のみでは半側空間無視とは判断できない。
3→持続性注意の障害とはいえない。Continuous Performance Test (CPT:持続性注意)は、平均の範囲内である。
4→visual cancellation、auditory detection、CPTの結果より選択性注意の障害は認められない。
5→ワーキングメモリーの障害を認める。なぜなら、Memory Updating(作動記憶:ワーキングメモリーを評価)は、スパンともに平均範囲を下回り、スパンはカットオフ値より低値であるため。