1→女性に多いではなく、「男性」に多い。全体で7:3(男女比)といわれている。若年期は男性に多く、女性は中年~高齢期で男性より多くなる傾向にある。
2→反復性である。反復性とは、同じ行動や思考を継続的に繰り返すことである。病的賭博(ギャンブル障害)は、ギャンブルに対する過度な依存感のために自分のギャンブル行動に対する抑制力が失われ、適切な治療が行われないとギャンブルへの強烈な衝動が再発し、断ち切ることが非常に難しい状態のことである。
3→患者の利益を損なう。ギャンブルがやめられず経済的困窮に陥ることもある。
4→合理的な動機を欠いている。ギャンブル依存の原因は、多様な要素が関係していると考えられている。生物学的要因や遺伝的要因だけでなく、環境要因も影響している可能性があるという研究結果がある。 さらに、薬物やアルコールの乱用と同様に、脳内の報酬系と呼ばれる神経回路が過剰に刺激されることで、ギャンブル依存が引き起こされるという仮説も提唱されている。
5→統制できない衝動に関連する。ギャンブル依存症(病的賭博)は、WHO国際疾病分類第10改訂(ICD-10)の診断カテゴリーでは「習慣及び衝動の障害」としてまとめられている。