1→足の長指屈筋は脛骨後面下方2/3から起こり、第2~5趾の末節骨底に停止する。作用は第2~5趾の屈曲であり、足関節底屈作用はない。
2→後脛骨筋は骨間膜の後面上部1/2とそれに隣接する脛骨と腓骨から起こり、舟状骨・3つの楔状骨・2~5中足骨底に停止する。作用は足関節の底屈であり、膝関節屈曲作用はない。
3→膝窩筋は大腿骨の外側上顆から起こり、脛骨のヒラメ筋線の上部に停止する。作用は膝関節の屈曲であり、足関節底屈作用はない。
4→足底筋は大腿骨の外側上顆から起こり、踵骨腱の内側縁に停止する。作用は下腿三頭筋の働きを助けるため、膝関節屈曲と足関節底屈の両方に作用する。
5→腓腹筋の内側頭は大腿骨内側顆の後面、外側頭は大腿骨外側顆の後面から起こり、踵骨隆起に停止する。作用は膝関節屈曲と足関節底屈である。