1→身体感覚の獲得は、うつ病の回復期前期の作業療法である。生活リズムの獲得や、自信の回復を図ることも重要である。
2→現実への移行の準備は、統合失調症の回復過程の急性期における作業療法である。統合失調症の急性期は、聴覚や視覚などの感覚に基づかない体験(幻覚)、現実とは異なる信念(妄想)、自分の思考や行動が他者によって操作されていると感じる状態(自我障害)、人と関わることを避ける傾向(自閉)、感情や行動が高ぶる状態(興奮)が顕著になる時期である。これらの症状は現実とのつながりを弱めるため、現実に適応するための支援が必要。
3→身辺処理能力の回復は、回復期の目標である。
4→生活管理能力の改善(生活技能の改善)は、維持期の目標である。
5→対人交流技能の改善(社会への参加)は、維持期の目標である。