1→TMT(Trail Making Test)は精神運動速度を評価する検査である。不規則に配置された1〜25の数字を順に線で結び、時間を測定するものである。
2→AMPS(Assessment of Motor and Process Skills:運動技能とプロセス技能の評価)は、観察に基づく評価法である。ADLとIADLに関わる16の運動技能と20の遂行技能を観察する評価法である。
3→COPM(Canadian Occupational Performance Measure:カナダ作業遂行測定)は、患者が現在の状況でより快適に行えるようになりたい活動と、それらの活動に対する重み付け(達成度)、満足感をそれぞれ10点満点で、患者自身が判断する。
4→MMSE(Mini Mental State Examination)は、認知障害の簡便な評価方法である。各項目を質問形式にこたえていく。見当識、記銘力、注意と計算、 想起、言語、組み立て、項目を評価する。
5→OSAⅡ(Occupational Self AssessmentⅡ:作業に関する自己評価)は、人間作業モデルの作業に関する自己評価を行うための方法で、質問紙により、患者が現在の自分自身の作業機能状態を評価し、改善したい項目の優先度を記入していく、それに基づいて、患者が作業療法士と共同して作業機能を高めていくことを目的にした評価法である。