1→個人の生活リズムに合わせて対応し、1日のリズムが確立したら、レクリエーションなどの活動を生活の中に組み入れることが大切である。活動の時間帯は覚醒水準に応じて設定するのは適切である。
2→新しい事に挑戦していくような活動ではなく、馴染みのある活動が良い。認知症患者は、新しい活動を覚えることや慣れることが難しい場合が多い。
3→活動は、単純化しても良いが、幼稚にする必要はない。幼稚な作業によって、尊厳や自尊心を傷つける可能性があるためである。
4→現在の状態を視ることも大切だが、生活史を考慮することも同時に重視して活動を選択する。
5→患者同士で作品への感想を述べ合う場面は作るようにする。共感や自尊心を尊重することへとつながる。