訓練開始時に熱感があり、体温は38.5℃であった。胸部を聴診したところ右下肺野に水泡音が聞かれた。この患者の胸部エックス線写真を別に示す。 最も考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→喘息は、気道が狭窄するため高音性連続性ラ音である笛様音が聴取できる。
2→大葉性肺炎の痰貯留部では、荒い断続性ラ音が聴取できる。症状、X線から右下肺野に透過性の低下を認められ、38.5℃の発熱があり、水泡音も聴取されることから肺炎が想起される。
3→特発性肺線維症は、断続性ラ音の捻髪音が聴取できる。
4→慢性閉塞性肺疾患は、呼吸の音の減弱となる。また、高音性連続性ラ音である笛様音も聞こえるケースがある。
5→びまん性汎細気管支炎は荒い断続性ラ音が聴取できる。