1→開いた質問(オープン・クエスチョン)は、情報が多く得られ、話を広げやすく、相手の考えを引き出すことに役立つ。初回の作業療法面接において、開いた質問から始めることは、適切である。話が弾まない場合は、自分が知りたい気持ちと患者が知りたい気持ちのバランスを考えて、開いた質問と閉じた質問(クローズド・クエスチョン)の2種類を使い分けて、患者への理解を深めることが望ましい。
2→非言語的表現(非言語的コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーション)には言葉に出て来ない感情が現れるため、相手を深く理解することに効果的である。初回の作業療法面接において非言語的表現に注意を向けることは、適切である。
3→初回の作業療法面接の段階では、信頼関係は築けておらず、良い信頼関係を築いていく段階である。初回から患者の課題を指摘することは、不快な気持ちにさせる恐れがあり、不適切である。
4→相づちのような非言語的表現(非言語的コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーション)を活用することは、信頼関係を築きやすく、コミュニケーションが円滑になりやすいことから、適切である。相づちを全く行わないと、話を聞いていないのではないかという印象を与えやすい。
5→初回の作業療法面接において患者名を確認することは、患者と信頼関係を築くためにも必要なことであり、適切である。