1→SF-36は、健康関連QOL(HRQOL)を評価する評価法である。SF-36は、疾患患者に限定しておらず、様々な疾患の患者や健康な人のQOLを測定することができる。8つの健康概念(①身体機能②日常役割機能・身体③体の痛み④全体的健康感⑤活力⑥社会生活機能⑦日常役割機能・精神⑧心の健康)を測定するための複数の質問項目から成り立っている。
2→COPM(カナダ作業遂行測定)は、生活機能または日常スキルの中で、本人もしくは家族が主観的に重要と位置づける作業課題を選択した上で、その課題に対する本人もしくは家族の遂行度と満足度をみる評価法である。そのことから、COPMは作業遂行の主観的経験を評価する評価法として正しい。実施手順は、①問題の発見②重要度の評定③問題の絞り込み④遂行度と満足度の評定⑤遂行度の満足度の再評価である。
3→興味チェックリストは、ADLやIADL、趣味、余暇活動、スポーツ、社会参加などの項目から患者のニーズを把握するための評価法である。
4→意志質問紙(VQ)は、患者の作業や活動の取り組み度、集中度合いを観察して数値がする評価法である。人間作業モデルに基づいている。
5→老健式活動能力指標は、IADL、知的能動性、社会的役割について評価するための評価法である。