1→身体表現性障害の患者に対して、作業療法の基本方針は身体的対応を優先とし、身体機能の向上を図ることである。身体症状を意識させないためにも、軽い身体活動を勧めることは、対応として正しい。
2→痛みの原因となっている身体症状について、身体的な面では説明がつかず、精神的な問題が関与しており受け入れ難い場合が多い。痛みの原因について話し合うことは、不適切である。身体症状を意識させすぎないようにすることが正しい。
3→身体表現性障害の患者に対して、身体症状を意識させすぎないよう注意をそらすことは大切だが、積極的に話しかけて注意をそらすのではなく、軽い身体活動を勧めることが正しい。
4→身体表現性障害は、身体的異常はなく精神的な問題が関与している。痛みが完全に治るまで安静を促す必要はない。軽い身体活動を勧め、身体的対応を優先することが正しい。
5→痛みの原因となっている身体症状について、身体的な面では説明がつかず、精神的な問題が関与しており受け入れ難い場合が多い。身体的所見に異常がないことを説明しても、患者は納得できない可能性が高いため、不適切である。検査結果で異常なしでも、身体症状があることを否定しない。