手背の深達性Ⅱ度熱傷に対する急性期のスプリンティング肢位で正しいのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→肢位は母指掌側外転位とするのがよい。なぜなら母指伸展内転拘縮を伴うためである。深達性Ⅱ度熱傷とⅢ度熱傷では、二次損傷として関節拘縮を伴いやすい。さらには、熱傷部位に癒着・瘢痕拘縮が起こりやすいため、熱傷部位と近い関節については、熱傷部位が伸展されるようにポジショニングを考慮する。
2→母指MP関節伸展ではなく、屈曲位とする。
3→第2〜5指MP関節伸展ではなく、各関節は屈曲位とする。
4→第2〜5指PIP関節屈曲ではなく、各関節は伸展位とする。
5→第2〜5指DIP関節屈曲ではなく、各関節は伸展位とする。