1→肘関節脱臼は、橈骨頭骨折、尺骨鉤状突起骨折、上腕骨外側上顆部の剥離骨折で起こりやすい。
2→腋窩神経麻痺は、肩関節周辺の骨折や脱臼、肩関節の打撲、局所の神経圧迫、不良肢位、手術侵襲などで起こりやすい。
3→橈骨神経麻痺は、開放創や挫傷、上腕骨骨折や上腕骨顆上骨折などの骨折、圧迫などで起こりやすい。
4→コーレス骨折(橈骨遠位端部伸展型骨折)は、橈骨が手関節に近い部分で骨折し、遠位骨片が手背方向へ転位する。尺骨突き上げ症候群、手根管症候群(正中神経障害)、長母指伸筋腱断裂、複合性局所疼痛症候群 (CRPS)などの合併症を伴うことが多い。正中神経麻痺は起こりやすいので正しい。
5→長母指屈筋腱断裂は、必要な腱が何らかの原因で切れてしまうことで起こる。