1→破骨細胞は、骨小腔ではなく、骨の内側の骨梁の表面にあることから、不適切である。
2→骨芽細胞は、骨の形成を担っている細胞である。破骨細胞と骨芽細胞の2つの細胞が、互いに作用し合うことによって形成と吸収のバランスを保ち、骨成長にかかわる重要な役割を担っている。破壊するわけではないことから、不適切である。
3→不動が続くと、骨芽細胞による骨形成低下と破骨細胞による骨吸収亢進を招き、その結果骨量と骨密度の減少をきたし、骨皮質の幅が薄くなる(廃用性骨萎縮)。破骨細胞は不動で活性が亢進することから、不適切である。
4→破骨細胞とは、骨形成において、骨の破壊と吸収を行う細胞で、5個から20個以上の核を持つ多核巨細胞であることから、正しい。
5→プロテオグリカンは、軟骨の主成分である。プロテイン(タンパク質)とグリカン(多糖)が結合した「糖タンパク質」であり、破骨細胞で合成されないことから、不適切である。