1→FIM(機能的自立度評価法)は、介護量測定を目的として、18項目を介護の度合いに応じて完全自立~全介助までの7段階で評価する。「数量化・標準化された評価表」であり、順序尺度の評価方法であることから、誤り。
2→MMT(徒手筋力検査)とは、重力や抵抗に対抗できる運動能力を数量化したもので、6段階評価法が主に用いられる。順序尺度の評価方法であることから、誤り。
3→Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)とは、多目的の行動評定尺度であり、23項目の評定からなり対象者の「逸脱行動」「全般行動」を評価する。順序尺度の評価方法であることから、誤り。
4→ROM(関節可動域検査)とは、関節の動きうる範囲の角度を測るものであり、治療経過を客観的な指標つまり、角度データとして表すことができ、効果の判定に有効である。ROMは等間隔に数値が並んだ角度計を用いて測定することから、間隔尺度の評価方法であり、正しい。
5→STEF(簡易上肢機能検査)は、特徴として動作能力のうち動きの速さに焦点があてられている。10種類のサブテストによって構成され、検査結果はサブテストごとに健常者のデータをもとにして作成されて10段階評価に照らし合わせ、10点から1点の間で配点する。そのことから、STEFは順序尺度の評価方法であることから、誤り。