1→SMSF(inventory scale for mood and sense of fatigue)は、気分と疲労のチェックリストであり、統合失調症患者の気分と疲労感に関する13項目からなる自記式の尺度である。
2→精神障害者ケアアセスメント(日本作業療法士協会版)は、ケア必要度尺度と社会的不利尺度により、地域生活維持に必要な能力を評定するものである。主訴、健康管理、生活エピソード、人的支援状況、経済面、生活習慣および介護状況、住宅環境・福祉機器、身体・日常生活能力、精神機能活動の項目がある。
3→BACS-J(統合失調症認知機能簡易評価尺度日本語版)は、言語性記憶、ワーキング・メモリ(作動記憶)、運動機能、注意、言語流暢性、遂行機能を評価する7つの検査で構成されている。
4→Rehab(精神科リハビリテーション行動評価尺度)は、精神科リハビリテーションの効果を判定する、多目的の行動評定尺度であり23項目から構成される。
5→LASMI(精神障害者社会生活評価尺度)は、精神障害のある人の生活障害を包括的に捉えるものであり、日常生活、対人関係、労働または課題遂行能力、持続性・安定性、自己認識の5つの大項目からなる評価尺度である。図の評価基準と合致する。