車椅子からの立ち上がり時に、後方重心となり介助を要する脳卒中片麻痺患者への対応で正しいのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→立ち上がる前に車椅子に深く座らせるのではなく、浅く座らせるべきである。立ち上がる際、膝関節を屈曲させ前方への重心移動を行いやすくする為。
2→両足の内側を密着させるのではなく、肩幅程度に開くべきである。立ち上がる際の支持基底面を広げ安定させる為。
3→足部は膝の位置より後方に引かせることで、立ち上がる際に前方へ重心移動を行いやすくなる為適切である。
4→天井を見るように指示するのではなく、やや前方の床を見るように指示するべきである。上方(天井)に視線を向けることで、後方重心を助長してしまう為。
5→介助者がズボンを持って上に引き上げるのではなく、脇の下を支えて前方へ動作誘導するべきである。上に引き上げてしまうと、患者が前方へ重心移動するのを妨げ、立ち上がり難くなる為。