1→気道が拡張すると呼吸運動は抑制される。反対に、気道が収縮すると呼吸運動は促進される。
2→四肢の運動により骨格筋の酸素消費量が増加すると、呼吸運動は促進される。
3→髄液のpHの上昇は通常、アルカローシス(血液のアルカリ度が増す状態)を示し、これは呼吸を抑制することが多い。
一般的には髄液のpH低下により呼吸運動は促進される。
4→動脈血の酸素分圧が上昇すると、体は通常、呼吸を抑制する。これは、身体が十分な酸素を得ていると判断し、過剰な酸素摂取を防ぐための反応である。
5→肺胞内の二酸化炭素分圧が低下すると、これは体内の二酸化炭素が十分に排出されていることを意味し、呼吸の促進要因とはならない。通常、二酸化炭素分圧の上昇が呼吸を促進する。