1→Dupuytren拘縮(デュプイトラン拘縮)とは、手掌腱膜の線維腫症で、指の屈曲拘縮をきたすものである。
2→Volkmann拘縮(フォルクマン拘縮)とは、上腕の骨折等の後に循環不全を起こし(コンパートメント症候群)、筋肉や神経の壊死による特有の拘縮や麻痺を呈するものである。
3→CRPS(複合性局所疼痛症候群)は、組織損傷後に創傷が治った後にも、痛みが遷延する病態である。Sudeck骨萎縮は、打撲や骨折などの外傷後に、運動痛とともに骨が急性に萎縮する症状であり、CRPSに関連する。
4→無腐性壊死とは、血流条件の悪い大腿骨頸部等、特定部位の骨折によって栄養血管が損傷を受け、血流の供給が断たれ発生した病理学的変化をいう。
5→異所性骨化とは、本来骨組織が存在しない部位(筋、筋膜、靱帯、関節包など)に異常に骨形成が起こる現象である。