1→BADS (behavioural assessment of the dysexecutive syndrome)は、遂行機能障害症候群の行動評価である。カードや道具を使った6種類の下位検査と1つの質問紙から構成されている。
2→BIT(行動性無視検査)は、半側空間無視検査である。設問の図版は写真課題であり、洗面台の高さを確認し、歯ブラシ、コップを扱いやすい位置に置いたかなどで半側空間無視があるかどうか調べる。
3→RBMT(The Rivermead Behavioral Memory Test:リバーミード行動記憶検査)は、国際的にも評価の高い、記憶のリハビリテーションのための判定・診断検査である。項目は、言語課題・視覚空間課題・近時記憶・即時記憶や展望記憶などが含まれる。
4→WAIS-Ⅲ(Wechsler Adult Intelligence Scale:ウェクスラー成人知能検査)は、知能指数(IQ)を測定するものであり、質問やイラスト、積み木などの検査キットを用いる。
5→WMS-R(ウェクスラー記憶検査)は、見当識障害、視覚性記憶、言語性記憶、論理的記憶など様々な角度から総合的に測る記憶検査である。