76歳の女性。右大腿骨頸部骨折を受傷し、後方進入による人工骨頭置換術を受けた。 術後3週に実施する動作で安全性が高いのはどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→画像のような床に座る動作は股関節の股関節屈曲、内旋位となり脱臼リスクが高い。日常生活では椅子での生活が推奨される。
2→図のような低い椅子に座った姿勢では股関節が過屈曲となり脱臼リスクが高い。股関節が過屈曲とならない適切な高さの椅子を使用するべきである。
3→図のような浴槽をまたぐ動作は股関節過屈曲・内転位となり脱臼リスクがある。手すりを使用した立位で、股関節過屈曲・内転・内旋動作を控えた跨ぎ動作が好ましい。
4→図のような靴履きの動作は股関節過屈曲・内転・内旋位となりやすく脱臼リスクが高い。靴の着脱は股関節過屈曲を避けるために靴ベラ、椅子の使用などを推奨する。
5→図のようなリーチャーを使った物の拾い方は股関節の過屈曲を防ぐことができる。また、健側下肢での支持および上肢を用いてテーブルで体を支えているため右股関節への負担も少ない。