関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・3
1→頸部側屈の関節可動域測定は座位にて背部から行う。基本軸は第7頸椎棘突起と第1仙椎棘突起を結ぶ線、移動軸は頭頂と第7頸椎棘突起を結ぶ線。参考可動域は左右50度である。
2→肩甲帯屈曲、伸展は肩甲帯の水平面での動きであり、頭上から測定を行う。基本軸は両側肩峰を結ぶ直線、移動軸は頭頂と肩峰を結ぶ直線。参考可動域は20度である。
3→肩関節屈曲の測定時は前腕中間位、体幹が動かないように注意をし測定する。基本軸は肩峰を通る床への垂直線、移動軸は上腕骨。参考可動域は180度である。
4→手関節伸展(背屈)の可動域測定は前腕中間位の姿勢で行う。基本軸は橈骨、移動軸は第2中手骨。参考可動域は70度である。
5→母指尺側内転の可動域測定はゴニオメーターを手背側に当てて行う。基本軸は示指、移動軸は母指。参考可動域は0度である。