74歳の女性。慢性閉塞性肺疾患。スパイログラムで1秒率は60%であった。胸部エックス線写真を下図に示す。 正しいのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→肺透過性は、低下ではなく亢進している。
2→画像から、横隔膜の平低化や滴状心などの肺の過膨張初見がみられる為、適切である。
3→胸水貯留は、肋骨横隔膜角の鈍化や消失などの所見で疑われるが、画像からは認められない。
4→肺水腫は、血管の透過性亢進、肺野のレントゲン透過性低下、蝶形陰影を呈することが多いが、画像からは認められない。
5→画像から、膨張した肺に押されて、心拡大ではなく心陰影は縮小している。