1→心電図上でみられる鋸状の波形はF波であり、心房粗動のときに認められる。
2→心電図上でP波の増高は、慢性肺疾患などで右心房に負荷がかかるときに認められる。
3→心電図上でQRS波の脱落は、房室ブロックで認められる。
4→心電図上でPQ間隔の延長は、房室ブロックで認められる。
5→心筋梗塞では、異常Q波、STの上昇、冠性T波などの特徴的な心電図所見がみられることから、異常Q波の出現は正しい。心筋梗塞の発症早期では、Q波やSTの上昇は明らかではなく、わずかにT波の増高を認める。急性期では、ST上昇が明らかとなり、異常Q波も認められる。回復期では、異常Q波は変化ないが、ST上昇が徐々に軽快・消失する。慢性期では、異常Q波が持続して認められる。