1→健常成人では、酸素飽和度の正常値は96%~99%である。90%以下は呼吸不全の状態とされる。
2→パルスオキシメーターは、動脈血中の赤血球に含まれるヘモグロビンが、どの程度の割合で酸素と結合しているかを数値化する。指などに、波長の異なる2種類の光である赤色光と赤外光を当てて、吸収されずに通り抜けた光を測定する。
3→パルスオキシメーターで測定する指に血行障害があると、実際より低く値が出たり、数値がでないときがある。正確な値が測定できないことから、不適切である。
4→パルスオキシメーターの酸素飽和度は、動脈血酸素分圧に比例しないことから、不適切である。
5→安静時のみならず、歩行中や運動中も計測することは可能であることから、不適切である。