1→駆動輪の車軸前後位置は、寸法基準点より後方にする必要はない。車軸を後方にすると、後方転倒は起こしにくいが、駆動しにくくもなる。
2→アームレストの高さは、座位姿勢で肘頭の高さとする為適切。肘が90°屈曲位の高さから+2cm程度が望ましい。
3→背もたれの高さは、自走する際に背もたれが肩甲骨の動きを阻害しない様に、肩甲骨下角の高さ以下(低すぎない)にするのが望ましい。
4→座シートの座幅は、殿部幅(大転子間距離)ではなく殿部幅+2cm程度が望ましい。
5→座シートの奥行きは、殿部から膝裏までの長さではなく、殿部を引いて姿勢良く座り膝を屈曲させた状態で、シート先端と膝窩部の間に指2本分程度のゆとりを持たせるのが望ましい。