26歳の女性。異性問題でリストカットを繰り返し入院となった。その後も病棟看護師に甘えたかと思えば暴言を吐く状態が続いている。入院後2週が経過して作業療法が処方された。 この患者にみられやすいのはどれか。
正解!
不正解 答え 5
1→心気症は、本当はそうでないのに、自分が重篤な病気に罹患しているに違いないと確信してしまう障害である。
2→注意障害とは、注意散漫で他の刺激に気が移りやすく、一つのことに集中出来なくなることである。高次脳機能障害などでみられる。
3→強迫症状は、不合理と分かっていてもそのことが頭から離れず、何度も同じ確認などを繰り返してしまう症状である。強迫性障害でみられる。
4→させられ体験は作為体験ともいわれ、自分の行動や考えなどが、誰かに支配されていると感じることである。統合失調症でみられる。
5→本症例は、境界性パーソナリティ障害の可能性が高い。この障害では、自我の不安定さや、見捨てられ恐怖がみられやすい。