1→Wallenberg症候群は、延髄外側症候群とも言われ、延髄外側の梗塞をきたす障害である為運動失調がみられる。
2→脊髄小脳変性症では、小脳かその連絡線維の変性により運動失調がみられる。
3→Wernicke脳症は、ビタミンB1欠乏によって脳幹部に微小な出血が起こり、運動失調がみられる。
4→重症筋無力症とは、神経筋接合部において、筋肉側の受容体が自己抗体により破壊される自己免疫疾患であり、運動失調はみられない。
5→脊髄癆は、梅毒に起因した脊髄の後根・後索の慢性進行性変性を呈し、脊髄後索性の運動失調がみられる。