1→構成障害は、頭頂葉損傷によって生じやすい症状であることから、不適切である。
2→視覚失認は、側頭から後頭接合部の下部の両側性損傷で、後大脳動脈流域の梗塞によって生じやすい症状であることから、不適切である。
3→相貌失認は、側頭葉から後頭葉移行部損傷によって生じやすい症状であることから、不適切である。
4→感覚性失語(ウェルニッケ失語)は、左側頭葉の損傷によって生じやすい症状であることから、不適切である。
5→健忘症候群は前脳基底部の損傷によって生じやすい症状であることから、正しい。前脳基底部は、前頭葉底面の後端に位置する。この部位は記憶や睡眠に重要な役割を果たしている。