1→MCIは、記憶力低下が主たる症状だが、日常生活への影響はほとんどなく、認知症とは診断できない状態である。MCIになると認知症に必ず進行するわけではなく、正常な状態に戻る可能性もある。記憶力低下に対して不安の軽減を図ることは、この時期に優先すべきことであるため、正しい。
2→MCIの主要症状は記憶力の低下である。しかし、日常生活に支障をきたすほどではないことも特徴である。MCIの段階で記憶障害の改善を優先すべきことではないため、不適切である。
3→MCIの段階では、患者本人でも違和感を覚えながらも生活に支障をきたすほどではないため、不適切である。
4→MCIの段階で攻撃性はみられないため、不適切である。
5→MCIの段階で徘徊することはないため、不適切である。