1→術後に倦怠感がある場合、運動療法は行わないと決められているものはない。
2→患側肩関節可動域訓練は術後翌日からではなく、術後5~7日日から積極的に行う(がんのリハビリテーションガイドライン 推奨グレードA)
3→遠隔転移がある進行した病期の場合でも運動療法は禁忌にはならない。リスクを注意しながら運動療法を実施することは可能である。
4→術後放射線治療中に不安感を認める場合においても、患者の理解を得たうえで、可及的、愛護的に関節可動域訓練を実施する。
5→術後放射線治療中の有酸素運動は貧血などの有害反応を軽減させる。化学療法・放射線治療中もしくは術後の乳癌患者に有酸素運動や抵抗運動、それらを組み合わせた運動療法を行うことは、下痢や貧血など、治療の有害反応を軽減させるので、行うよう勧めるとしている。 (がんのリハビリテーションガイドライン 推奨グレードB)