70歳の女性。Parkinson病。Hoehn&Yahrの重症度分類ステージⅢ。自宅で頻回に転倒し、日常生活に支障をきたすようになった。 この患者に対する指導として適切なのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→不適切。方向転換は大きく曲がることを指導する。
2→症状によって前傾姿勢が強まり突進歩行、転倒のリスクが高まっている状態であるため、さらに前傾姿勢を助長するような体幹屈曲位を指導することは不適切。
3→運動機会を失うことで更に運動機能が低下していく。なるべく身体機能、歩行能力が維持できるよう務める必要があるため、あえて車椅子の使用を促す指導は必要がない。
4→すくみ足歩行が出始めているステージであるため、線をまたいだりリズムをとるなどの外部刺激によって歩行リズムを整えることは効果的である。よって正しい。
5→この指導は運動失調に適した歩行訓練であるため、本症例には不適切。