1→頸部に近い肩関節の可動域訓練では、僧帽筋や胸鎖乳突筋、肩甲挙筋などの筋を介して頸椎を動かすと、脊髄をさらに損傷する可能性があるため、肩関節の角度を制限するのは正しい。急性期頸髄損傷で頸椎に不安定性のある場合は、フィラデルフィアカラーやSOMI装具などで固定を行い、麻痺の悪化を防ぐことが重要である。
2→手関節の可動域訓練で角度を制限する必要はないが、急性期頸髄損傷で頸椎に不安定性のある場合には、麻痺の悪化の可能性があるので、フィラデルフィアカラーやSOMI装具などで固定を行いながら可動域訓練を行う。
3→股関節の可動域訓練で角度を制限する必要はないが、急性期頸髄損傷で頸椎に不安定性のある場合には、麻痺の悪化の可能性があるので、フィラデルフィアカラーやSOMI装具などで固定を行いながら可動域訓練を行う。
4→膝関節の可動域訓練で角度を制限する必要はないが、急性期頸髄損傷で頸椎に不安定性のある場合には、麻痺の悪化の可能性があるので、フィラデルフィアカラーやSOMI装具などで固定を行いながら可動域訓練を行う。
5→足関節の可動域訓練で角度を制限する必要はないが、急性期頸髄損傷で頸椎に不安定性のある場合には、麻痺の悪化の可能性があるので、フィラデルフィアカラーやSOMI装具などで固定を行いながら可動域訓練を行う。